新製品 ピザ焼き台 comment 取引先鋳物メーカーとの共同製作案件。 新製品として、「食べ歩きのできるピザの開発をしたい」という企業からの相談でした。 祭りやイベントで販売し、片手で持って食べ歩きできるピザの開発をしたいが、 構想が頭の中にあるだけで、設計図や寸法など何一つ決まっていない状態での相談でした。 まずはピザのサイズ・形状を決めるところからはじめ、打合せを重ねることで、持ち運びやすくソースが垂れないための形状や、ピザを折りたたむための形状を考案し、それを実現できる焼き台を設計しました。 そこから蒸し焼きにするための蓋と蓋を焼き台に設置するための機構の設計、更に蓋の開く角度を計算しました。 焼き台はピザ12枚(1列3枚を4列)が一度に焼けるサイズ・形状とし、焼く工程を考慮して、どの列のピザがどの順番で焼けても良いように、蓋の開く角度を再計算、どの順番で蓋を開けてもそれぞれの列が干渉しないように設計しました。 また焼き台が大きくなるため、蓋は人が立つ位置で手元で開けられるようにしました。 その後は市販のバーナーに取り付けるための機構を追加し、焼き台の設置・解体が容易にできるように最大限の軽量化を行いました。 設計から型製作完了までに約2カ月、鋳物鋳造と組立に約1カ月程度を要しました。
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取引先鋳物メーカーとの共同製作案件。
新製品として、「食べ歩きのできるピザの開発をしたい」という企業からの相談でした。
祭りやイベントで販売し、片手で持って食べ歩きできるピザの開発をしたいが、
構想が頭の中にあるだけで、設計図や寸法など何一つ決まっていない状態での相談でした。
まずはピザのサイズ・形状を決めるところからはじめ、打合せを重ねることで、持ち運びやすくソースが垂れないための形状や、ピザを折りたたむための形状を考案し、それを実現できる焼き台を設計しました。
そこから蒸し焼きにするための蓋と蓋を焼き台に設置するための機構の設計、更に蓋の開く角度を計算しました。
焼き台はピザ12枚(1列3枚を4列)が一度に焼けるサイズ・形状とし、焼く工程を考慮して、どの列のピザがどの順番で焼けても良いように、蓋の開く角度を再計算、どの順番で蓋を開けてもそれぞれの列が干渉しないように設計しました。
また焼き台が大きくなるため、蓋は人が立つ位置で手元で開けられるようにしました。
その後は市販のバーナーに取り付けるための機構を追加し、焼き台の設置・解体が容易にできるように最大限の軽量化を行いました。
設計から型製作完了までに約2カ月、鋳物鋳造と組立に約1カ月程度を要しました。