事例紹介

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船舶 船外機

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船舶に取り付ける船外機の木型製作案件。

最終的には金型での製造になる船外機ですが、その前に馬力や水中での動性等をテストするための試作品の製作を鋳造企業と協力して行いました。

新製品のお披露目となるテスト会の日程が先に決まっている中で、その期間内で客先であるメーカー側がテストの際に検証したい内容の要望と、鋳造企業の高精度の鋳造を行うための要望が上がってきます。

その要望に合わせて型設計を行いますが、両社の要望が相反している部分もあるためその擦り合わせが必要であり(一方は増肉したいがもう一方は減肉したい 等)、その擦り合わせも弊社で対応をしました。

型設計においては、非常に高精度を求められるものの内部形状を形成する『中子取』を保持するスペースが足りないという、ここでも”高精度実現”と”実現のためのスペース不足”という相反する2つの条件をクリアする必要がありました。

鋳造企業との間で何度も工法を検討した結果、掲載写真のような形状(直径100mm , 奥行650mm程度)において、最深部で寸法誤差0.2mm以内を達成し、お客様に大変喜んでいただけました。

納期は型製作に2~3週間程度、鋳造に1週間程度を要しました。

型設計等の対応・精度・品質・納期、全てにご満足いただけ、その後も同シリーズの新機種開発の際には購買担当の方から名指しでご依頼いただけるようになりました。

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